COLUMN

「マーケティング」職のキャリア:事業会社(インハウス)vs 広告代理店、どっちが幸せ?

2025.12.16

マーケティング職として経験を積んできた方が、次のキャリアを考える際に必ず直面する選択肢があります。それが「事業会社(インハウス)」と「広告代理店」という二つの道です。

どちらにも魅力があり、どちらにも課題がある。そして何より、「どちらが幸せか」は、あなたが仕事に何を求めるかによって大きく変わります。今回は、双方の特徴を詳しく比較しながら、あなたらしいキャリア選択のヒントをお届けします。

事業会社(インハウス)マーケターの魅力と現実

事業会社マーケターの特徴

事業会社のマーケターは、自社の商品やサービスに深く向き合い、ブランドを育てる仕事です。一つの事業に腰を据えて、中長期的な視点で戦略を描くことができます。

メリット:

  • ブランドへの深い愛着:一つの商品・サービスに長く関わることで、ブランドを「我が子」のように育てる実感が得られます
  • 戦略の一貫性:中長期的な視点で施策を設計し、PDCAを回し続けられる環境です
  • 社内での影響力:経営層や営業、開発部門との距離が近く、マーケティングが事業成長に直結する実感を得やすい
  • ワークライフバランス:広告代理店に比べ、比較的安定した働き方ができる傾向があります
  • 専門性の深化:特定の業界や商材に精通し、その分野のスペシャリストになれます

デメリット:

  • 経験の幅の限定:基本的に自社の商材や業界内での経験に限られます
  • スピード感の欠如:社内調整や承認プロセスに時間がかかることも
  • マーケティング予算の制約:会社の業績に左右され、やりたいことができないこともあります
  • 孤独感:マーケティング部門が小規模な場合、相談相手が少ないこともあります

こんな人に向いています

  • 一つの事業に深くコミットし、長期的な成果を追い求めたい方
  • ブランドや商品に愛着を持って働きたい方
  • 社内での影響力を高め、経営に近いポジションを目指したい方
  • ワークライフバランスを重視したい方

広告代理店マーケターの魅力と現実

広告代理店マーケターの特徴

広告代理店のマーケターは、複数のクライアント企業を担当し、多様な業界・商材のマーケティング課題に向き合います。スピード感とバラエティに富んだ環境が特徴です。

メリット:

  • 圧倒的な経験値:短期間で多様な業界・商材・課題に触れられます
  • 最新トレンドへの感度:常に新しい手法やツールに触れる機会が豊富です
  • クリエイティブな刺激:優秀なクリエイターやプランナーと日々協働できます
  • 市場価値の向上:幅広い経験は転職市場でも高く評価されます
  • チームでの達成感:クライアントと共に成果を出す喜びを味わえます

デメリット:

  • ハードワーク:クライアントの都合に合わせた働き方になり、残業や休日対応も発生しがちです
  • 成果の見えにくさ:施策実行後、クライアントに引き継がれるため、長期的な成果を追いにくい
  • プレッシャー:クライアントの期待に応え続ける重圧があります
  • 表面的な関与:深く一つの事業に関われない物足りなさを感じることも
  • 不安定性:クライアントの予算削減や契約終了のリスクがあります

こんな人に向いています

  • 多様な経験を積み、スキルの幅を広げたい方
  • スピード感のある環境でチャレンジしたい方
  • 最新のマーケティングトレンドをキャッチアップし続けたい方
  • 将来的に独立やフリーランスを視野に入れている方

「幸せ」の基準は人それぞれ

どちらが幸せかは、あなたが仕事に何を求めるかで決まります。以下の観点で自問自答してみてください。

あなたのキャリアの価値観チェック

□ 一つのブランドを深く育てることに喜びを感じる → 事業会社向き
□ 多様な経験とスピード感を求める → 広告代理店向き

□ ワークライフバランスを重視したい → 事業会社向き
□ 若いうちはハードに働いてスキルを磨きたい → 広告代理店向き

□ 社内での影響力を持ち、経営に近づきたい → 事業会社向き
□ 専門スキルを磨き、市場価値を高めたい → 広告代理店向き

□ 安定した環境で長く働きたい → 事業会社向き
□ 刺激的な環境で常に成長し続けたい → 広告代理店向き

キャリアの第三の選択肢も視野に

実は、事業会社と広告代理店の二者択一だけが選択肢ではありません。

  • コンサルティングファーム:戦略レベルからマーケティングに関われます
  • スタートアップ:事業の立ち上げから関わり、裁量を持って働けます
  • フリーランス・独立:これまでの経験を活かし、自由度の高い働き方が可能です
  • 事業会社×副業:安定した基盤を持ちながら、広告代理店案件に副業で関わる道もあります

転職のベストタイミングとは?

事業会社から広告代理店へ

事業会社でマーケティングの基礎を築いた後、経験の幅を広げたいと考える30代前半までが一般的なタイミングです。ただし、体力と柔軟性が求められる環境のため、ライフステージも考慮しましょう。

広告代理店から事業会社へ

広告代理店で多様な経験を積んだ後、30代半ば以降に「腰を据えて一つの事業を育てたい」と考える方が多い傾向です。マネジメント職としてのキャリアも視野に入ります。

まとめ:正解はないが、後悔しない選択はできる

事業会社と広告代理店、どちらが優れているわけでもありません。大切なのは、今のあなたが何を大切にしたいか、そしてどんなキャリアを描きたいかです。

転職は人生の大きな決断です。だからこそ、表面的な情報だけでなく、実際に働く人の声を聞き、自分の価値観と照らし合わせることが重要です。

オルソリンクサポートでは、マーケティング職の転職に精通したコンサルタントが、あなたのキャリアの価値観を丁寧にヒアリングし、本当に納得できる選択をサポートします。事業会社・広告代理店双方の求人情報はもちろん、業界の内情や働き方のリアルまで、包み隠さずお伝えします。

「どちらが自分にとっての幸せか」を一緒に考えませんか?

あなたのキャリアの可能性を、私たちと一緒に広げていきましょう。

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