COLUMN

「技術営業」は都落ちではない。エンジニア出身者が年収アップしやすい3つの理由

2025.12.26

「技術営業への異動を打診されたけど、これってキャリアダウンなのでは?」
「エンジニアとしてのキャリアを諦めることになるのでは?」

そんな不安を抱えている技術者の方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には技術営業へのキャリアチェンジは「都落ち」どころか、年収アップとキャリアの幅を広げる絶好のチャンスになり得ます。

当社がミドル・ハイクラス層の転職支援を通じて見てきた実例から、エンジニア出身の技術営業職が年収を上げやすい3つの理由をお伝えします。

理由1:技術と営業の「二刀流」は希少価値が高い

技術営業(セールスエンジニア、プリセールスなど)は、技術的な深い知識と顧客折衝能力の両方を兼ね備えた人材です。この組み合わせは市場において非常に希少であり、企業からの需要が高いのが現実です。

なぜ希少なのか

  • 純粋な営業職:商品知識はあっても、技術的な深い理解や設計・開発の経験がない
  • 純粋なエンジニア:技術力は高いが、顧客との折衝や課題のヒアリング、提案力に課題がある
  • 技術営業:両方のスキルを持ち、顧客の技術的課題を理解し、最適なソリューションを提案できる

特に化学、メディカル、IT・WEB業界などの専門性が高い領域では、顧客の技術的な質問に即座に答えられる技術営業の存在が、受注率を大きく左右します。そのため、企業は高い報酬を払ってでも優秀な技術営業を確保したいと考えているのです。

実際の年収レンジ

当社の転職支援実績では、エンジニアから技術営業へキャリアチェンジした30代前半の方が、年収を100万円以上アップさせた事例も少なくありません。ミドルクラスの技術営業であれば年収600万〜800万円、ハイクラスになると1,000万円を超えるポジションも珍しくありません。

理由2:成果が「見える化」しやすく、評価されやすい

エンジニアとして開発や研究に従事している場合、成果が数値化しにくく、評価基準が曖昧になりがちです。一方、技術営業は営業職としての側面も持つため、成果が明確に数値で表れます。

評価指標の明確さ

  • 受注件数・受注金額
  • 顧客満足度・リピート率
  • 新規顧客開拓数
  • プロジェクトの成約率

こうした指標は、昇給や賞与、昇進の判断材料として非常に分かりやすく、成果を上げた分だけしっかりと評価される環境が整っています。

インセンティブ制度の活用

多くの企業では、技術営業職にインセンティブ制度を導入しています。基本給に加えて成果に応じたインセンティブが支給されるため、実力次第で大幅な年収アップが可能です。エンジニア時代には難しかった「目に見える成果による評価」が、技術営業では当たり前になります。

理由3:経営層に近いポジションへのキャリアパスが開ける

技術営業は、顧客と自社の橋渡し役として、事業戦略や経営判断に関わる機会が多くあります。これは、将来的にマネジメント層や経営層へとステップアップするための重要な経験となります。

キャリアの広がり

エンジニアから技術営業を経験することで、以下のようなキャリアパスが開けます。

  1. 営業マネージャー・営業部長:チームをマネジメントし、事業全体の売上に責任を持つ
  2. プロダクトマネージャー:技術と市場ニーズの両方を理解し、製品戦略を立案
  3. 事業責任者・執行役員:事業部門全体を統括し、経営に直接関与
  4. CTO・技術顧問:技術的バックグラウンドを活かしながら、経営戦略にも参画

ビジネス全体を俯瞰する力

技術営業として顧客と向き合う中で、「技術だけでは売れない」という現実を理解し、マーケティング、価格戦略、競合分析など、ビジネス全体を俯瞰する力が自然と身につきます。この視点は、将来的に経営層を目指す上で不可欠なスキルです。

エンジニアとして技術一筋で進んだ場合、こうした経営視点を養う機会は限られます。技術営業を経験することで、技術力とビジネス感覚の両方を兼ね備えた「経営層から求められる人材」へと成長できるのです。

技術営業へのキャリアチェンジで注意すべきポイント

もちろん、技術営業へのキャリアチェンジには向き・不向きがあります。以下のポイントを確認してみてください。

こんな方に向いています

  • 顧客とのコミュニケーションが苦にならない
  • 技術を「使って価値を提供すること」に興味がある
  • チームで成果を出すことにやりがいを感じる
  • ビジネス全体に関わる仕事がしたい

こんな方には慎重な検討が必要

  • 技術研究や開発そのものに強いこだわりがある
  • 最先端技術の追求を最優先したい
  • 顧客折衝や営業活動にストレスを感じる

まとめ:技術営業は「キャリアアップ」の選択肢

技術営業は決して「都落ち」ではなく、エンジニアとしてのキャリアをさらに広げ、年収アップと将来的な経営層へのステップを実現できる魅力的な選択肢です。

  • 技術と営業の希少なスキルセットで市場価値が高い
  • 成果が明確で評価されやすい
  • 経営層へのキャリアパスが開ける

もし、技術営業へのキャリアチェンジに興味を持たれたなら、まずは専門のキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社オルソリンクサポートでは、化学・メディカル・IT・WEB業界を中心に、ミドル・ハイクラス層の技術営業ポジションを多数取り扱っています。あなたの技術力とキャリアビジョンに合わせた最適な転職プランをご提案いたします。

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